自由診療(保険適用外)点滴について
当院では、歩行状態や覚醒レベルの改善を期待してグルタチオンという点滴治療を実施しております。グルタチオンとは3つのアミノ酸(グリシン/グルタミン酸/システイン)が結合したペプチドという化合物であり、強力な抗酸化作用(体のサビの原因となる活性酸素を抑え、免疫力を高める作用)をもっています。主に肝臓で作られている、解毒物質です。20代以降は加齢と共に減少していきます。
パーキンソン病においては、その病変部位である中脳黒質においてドパミンだけでなくグルタチオンも病的に減少していることがわかっています。これを補充する治療です。パーキンソン病だけでなく、認知症における歩行能力の低下や活気の低下にも応用されます。
元々が体内で作られている物質なので他の一般的な薬剤と比較しても安全性は非常に高く、従来より妊婦さんにつわりの治療としても使用されている薬剤です。「白玉点滴」として美白など美容目的にも広く使用されています。
このグルタチオン補充療法では、保険で認められているよりも多くの量として必要になるので保険適用外の自由診療となります。
また、グルタチオン以外にもシチコリンやビタミンCといった薬剤も必要に応じて併用します。
グルタチオンが主に歩行障害を標的にするのに対し、シチコリンは覚醒を目的に使用します。ビタミンCはグルタチオンの効果延長が期待できます。
ご興味のある方は、是非お問い合わせください。